私事ですが、重心障害者の二女が成人式を迎えました。
この世に生をうけてから、何度も生死をさまよい…
先のことは何も考えられず、ただその日、1日を精一杯生きて…
「あー、今日もちいちゃんは生きてる!」
そんな日々を送っていたのを思い出しています。

医学の進歩に伴い、助かる命は増えました。そして、生きるために医療的ケアが必要不可欠になった方々も。
娘のちあきも、そうです。
3歳まで気管切開をしていました。
そして、ちあきは生まれてから一度も口から物を食べたことがないのです。ずっと経管栄養、1歳になる前に胃瘻造設しました。20年間、ずっと経管栄養なのです。

重心障害者は医療的な視点から、細やかなケアが必要です。また、様々な福祉サービスを利用しなければ、地域では生活出来ません。

ちあきの母として、看護師として、社会福祉士として
改めて、医療と福祉の共存が必要なのだと痛感しています。

そして
何よりも大切なこと。

私自身が悩み、苦しみ、こんな風に助けて欲しかった、あんな言葉をかけて欲しかった…

ちあきの母として体験してきたこと、思いを忘れず
これからも、ご本人、ご家族の思いに寄り添いながら、
歩んで行きたい!!

ちあきの成人式の日に
改めて自分の思いを綴りました。